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新型「フリード」の最強グレードはe:HEV エアー。ダークホースはまさかの福祉車両! の理由 ...

2024-7-13 08:00| post: biteme| view: 666| コメント: 0|著者: 文:ピーコックブルー

摘要: 新型フリードも多彩なグレードと仕様を設定 2024年6月、ホンダ「フリード」がフルモデルチェンジを果たし、3代目へと進化しました。2008年に登場した初代フリードは、コンパクトカーの魅力とミニバンの使い勝手の良 ...

新型「フリード」の最強グレードはe:HEV エアー。ダークホースはまさかの福祉車両! の理由

新型フリードも多彩なグレードと仕様を設定

2024年6月、ホンダ「フリード」がフルモデルチェンジを果たし、3代目へと進化しました。

2008年に登場した初代フリードは、コンパクトカーの魅力とミニバンの使い勝手の良さを兼ね備えたモデルとして、発売直後から大きな人気を博しました。2016年には初のフルモデルチェンジを果たし、あらゆる面に磨きをかけました。

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そして登場した新型フリードは、ステップワゴンでも設定されているシンプルでクリーンなデザインが特徴の「エアー」と、アクティブなスタイルの「クロスター」という2つのタイプを軸にしたモデルへと生まれ変わりました。

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また、パワートレインにはホンダ独自のハイブリッドシステムである「e:HEV」がはじめて採用され、燃費性能はもちろん、ドライブフィーリングも大きく改善しています。

その一方で、ボディサイズは先代と比べて大きく変化することはなく、フリードの特徴であったコンパクトさと取り回しの良さは新型にもしっかりと引き継がれており、そういった意味では「正統進化」と言って良さそうです。

そんな新型フリードには、ユーザーのニーズに合わせた数多くのグレード・仕様が設定されています。そのなかでも、本当にオススメできるものをピックアップしてみました。

(次のページで大本命のグレードを解説)

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“大本命”はやっぱり「e:HEV エアー」

新型フリードの数あるグレード・仕様のなかでも「大本命」と言えるのは、やはりハイブリッド車である「e:HEV エアー」の6人乗り仕様です。

そのスッキリとした内外装のデザインは、兄貴分であるステップワゴンにも通じるものであり、そのルックスはさながら「小さなステップワゴン」と呼べるものとなっています。

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もちろん、多人数乗車を優先するのであれば、6人乗り仕様ではなく7人乗り仕様を選ぶという選択肢もあります。

ただ、7人乗り仕様では2列目がベンチシートとなり、3列目へのアクセスに不都合がでるうえ、そもそもかなりきゅうくつです。

さらに、7人乗り仕様には、一部の先進安全装備などがオプションで選択できないといったデメリットもあります。

一方、6人乗り仕様では、2列目にキャプテンシートが採用されているほか、1列目から3列目までのウォークスルーが可能です。この点は、小さな子どもがいるファミリーには特に大きな利点となりそうです。

加えて、6人乗り仕様ではほとんどの装備がオプションで選択可能です。

また、ハイブリッド車はガソリン車に比べて35万円ほど割高となっていますが、燃費性能やドライブフィーリングの向上を考えると、ちょっとしたオプションのひとつとして選択するメリットは十分にあります。

いずれにせよ、新型フリードの「らしさ」を最も感じられるのは、「e:HEV エアー」の6人乗り仕様であることは間違いありません。

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ガソリン車は“走り”にもメリットあり!

もちろん、コストパフォーマンス重視ということであれば、ガソリン車を選ぶという選択肢もあります。

たとえば、ガソリン車の最上級グレードである「エアー EX」の6人乗り仕様と、ハイブリッド車のベースグレードである「e:HEV エアー」を比べても、「エアー EX」のほうが約16万円安価です。

ただ、ガソリン車の最大のメリットは、コストパフォーマンスよりもその走りの良さにあります。

近年のホンダ車がそうであるように、新型フリードも絶妙にチューニングされたサスペンションが路面の機微を上手にいなしてくれる点は非常に好印象です。さらに、背の高いモデルであるにもかかわらず、カーブ時のロールや高速走行時のふらつきなどもほとんど気になりません。

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こうした点は、運転が不慣れなユーザーにとってもありがたいものであるだけでなく、乗員が酔いにくいといったメリットにもつながります。

新型フリードの足回りの良さは、ハイブリッド車にも見られるものですが、ガソリンエンジンと組み合わされることでその魅力はさらに増大します。

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新型フリードのガソリン車に搭載される1.5Lの直列4気筒エンジンは、「WR-V」にも採用されているホンダのなかでももっともベーシックかつ完成度の高いエンジンのひとつです。

新型フリードでは、特に低速トルクが太くなるようにチューニングされており、ハイブリッド車と比べても発進時に物足りなさを感じることはほとんどありません。

その反面、中高速の加速にはやや「抜けた感じ」がするものの、アクセルをしっかりと踏めば必要十分な走りを見せてくれます。

このように、新型フリードのガソリン車の完成度はかなり高く、「エンジン屋」と呼ばれ続けてきたホンダの矜持を感じるものに仕上がっています。

ちなみに、パワートレイン以外の機能装備はハイブリッド車/ガソリン車で基本的に共通しているため、使い勝手の面でガソリン車を選ぶデメリットはほとんどありません。

コストパフォーマンスを重視するユーザーはもちろん、コンパクトミニバンにも一定の走りの良さを求めるユーザーであれば、ガソリン車は最良の選択肢のひとつになる可能性があります。

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ダークホースはまさかの福祉車両「スロープ」

新型フリードのなかでも、「ダークホース」と呼べる存在が「e:HEV クロスター スロープ」というグレードです。

このグレードは、いわゆる福祉車両に該当するものです。ただ、新型フリードでは、あえて「e:HEV クロスター」にこの仕様を設定しているだけでなく、その名称も「スロープ」とすることで、既存の福祉車両とは少し違った印象を与えています。

高齢化が進む昨今は福祉車両のニーズが高まっていると言われていますが、これまでの福祉車両にはクルマとしての魅力がなかったのも事実です。

その点、ハイブリッド車かつ遊びゴコロのある「クロスター」にスロープ仕様が設定されたのは、社会課題への対応とユーザーの心理をしっかりと両立させたという点で非常に画期的です。

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スロープは必ずしも車イスの乗降のためだけに利用する必要はなく、自転車や荷物用カートなどの積み下ろしにも使用することができます。

さらに、今後普及が進むことが予想される、電動キックボードなどの特定小型原付を積載するという使い方もあるかもしれません。そうなると、クルマで長距離を移動し、旅先では特定小型原付を利用するといったスタイルも可能となります。

そして、このスロープ仕様の大きな特徴は、実際に介護に使用するわけでなくても「消費税が非課税になる」という点にあります。

そのため、「e:HEV クロスター スロープ」と非スロープ仕様の「e:HEV クロスター」ではその価格にわずか15万円ほどの差しかありません。そうなると、ひとつの有用なオプションとして、スロープ仕様を選択するという考え方もできます。

もちろん、スロープの有無以外は、基本的に「e:HEV クロスター」と大きく変わりません。

「e:HEV クロスター スロープ」は、福祉車両という枠組みではなく、「スロープというオプションの付いたモデル」と考えることで、その真価が見えると言えそうです。

(終わり)

写真:ピーコックブルー、ホンダ

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